立正大学付属立正中学校2025
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R-PROGRAM社会的・時事的・道徳的な文章新聞の社説やコラムなど短い文章島村 雄一(中学教頭)文章化丁寧に正しく字を書くことを意識要約・作文力の基礎を学ぶ高学年では資料の多様化 現代の子どもたちの多くは書くことへの苦手意識を抱えていますが、大学入試では志望理由書や小論文の作成が求められますし、筆記試験でも「記述」の力が必須となっています。R-プログラムは、それらへの抵抗感を減少させ、語彙力や情報収集力を向上させる第一歩。入学時はなかなか手が進まなかった生徒も、6年後にはしっかりと自分の意見が書け発表失敗してもOK!1分間スピーチ高学年では 中学生全員に『読書ノート』を配付しています。書名やページ量のほかに感想記入欄も設けており、「考えながら読む」習慣を身につける効果を期待しています。また、読書の動機づけとして、個人とクラス対抗で読書量を競う『リーディングマラソン』を開催しています。 文章に親しむことは、読解力や鑑賞力の向上につながり、身についた知識、広がる見聞は豊かな発想の源になります。中学生・高校生の時期にたくさんの本を読んでもらいたいと考えています。レベルアップ!るようになります。プログラムと連動して、秋に弁論大会を開催。関心事を掘り下げ、原稿を作成し、人前で発表する経験を通して成長していきます。 また、R-プログラムは基本的な骨組みは保ちながらも、年々アレンジを加えています。その年の生徒たちの様子や大学入試の変化などを踏まえて、最適なプログラムが提供できるよう工夫しています。論理的な文章へRISSHO Junior High School04生徒により良いプログラムを提供できるよう、毎年検証、改善しています表・グラフ等を用いたデータ分析①自由な構成・自由な文章量で自分なりの表現力を磨く②テーマ文以外の資料も活用して自分の意見に説得力をもたせるR-PROGRAMコラムリーディングで身につく力素早く要点を押さえる力短時間で文章を読む訓練が読解力を向上させます集中力・思考力・表現力自分の言葉で表現する力が身につきます傾聴力(話を聴く力)相手の話を聴く姿勢、言葉を理解する力が養われますプレゼンテーション力生徒1人あたり年間5回以上の発表の機会があります● 3分間スピーチ● グループディスカッション● ディベートFrom the Teacher 学力とコミュニケーション能力の基礎となる国語力(読む・書く・聞く・話す)を身につける取り組みがコラムリーディング&スピーチです。新聞の社説やコラムなどを題材とするテーマ文を自分の言葉でまとめ、書いた文章をクラスメートの前で発表します。 1年次には、原稿用紙の使い方や、字を丁寧に書くことを意識させ、文章の読み方・まとめ方・話し方の基本を身につけていきます。学年が上がるにつれて、社会的・時事的・道徳的な内容をテーマにしたり、表やグラフを交えたデータ分析を取り入れたりします。文章化についても、高学年では自由な文章量とすることで個々の表現力を磨いていきます。グループディスカッションやディベートの機会も設け、相手の意見を聴く・自分の意見を伝える力を鍛え、思考力・表現力の向上へとつなげていきます。テーマ文1年生はここからスタート高学年では内容の高度化コラムリーディング&スピーチリーディングマラソン(読書ノート)

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