「行学二道」とは、修行と修学の二つの道を指します。学校や社会で学んだ知識や経験(学)を、行動で示すこと(行)のできる生徒を育てることが、立正の建学の精神です。本校の源流にある日蓮宗の開祖・日蓮聖人は「行動」を重んじました。世の過ちを憂い思索することばかりでなく、正しい行いを自ら進んで体現する。その姿は、多くの人々に勇気と感動を与えました。「学びを行動で示す行学二道」。本校の生徒たちにも、このような積極性と改革の勇気を育んでもらいたいと願っています。1957年、東京都生まれ。立正中学校・立正高等学校・桜美林大学出身。大学卒業後、1979年4月に英語教師として立正に入職。2015年4月より学校長に就任。趣味は旅行と水泳。生徒とともに学び、一緒に成長し続けることが目標。好きな言葉は「努力」。 現代社会は、AI時代の到来と言われています。このような時代にあって、求められる力とは高いコミュニケーション能力と豊かな人間性ではないでしょうか。学力はもとより大切ですが、ただ暗記するだけではなく、培った知識を自分の中で統合し意思を持って伝えていく力、しっかりと自分の意見が表現でき、周囲から認められる人格と論理性が必要です。 もう一つ、これからの時代を生き抜くために必要な力は「自信」です。多様な文化・人々と協働する過程で、自分を見失わずに堂々と世界と渡りあうために、中高時代に得意分野を伸ばしていくことを期待しています。 一人の生徒を担任をはじめとする教員、卒業生、保護者など、大勢の「立正ファミリー」が見守っているからこそ、豊かな人間性の土台となる、健康な体と心を養うことができるのです。ぜひ一度、立正に足をお運びいただき、立正ならではの温かな雰囲気を感じ、恵まれた設備・環境をご覧ください。 高校時代における成長、その先にある充実した生き方を追求できる人になるために、本校では日蓮聖人の生涯や思想を学ぶ道徳教育を行っています。宗教の授業(高1)や仏教行事での講話、ディスカッションなどを通じて自分をしっかり見つめ、考えを深めることで、生徒それぞれの中に「心の軸」が育まれていきます。また、学校生活における生徒・教員との関わりから、感謝と思いやりの心が養われていきます。1947年1948年1994年1997年2004年2013年◎学校教育法の実施により、新制「立正中学校」に改編。◎新制「立正高等学校」に改編。◎中学校において男女共学を実施。◎高等学校において男女共学を実施。◎創立100周年。◎大田区西馬込に「新キャンパス馬込」を開設。建学の精神|FOUDATION POLICY行学二道沿革|HISTORY道徳教育|MORAL EDUCATION立正精神に基づく心の教育RISSHO GUIDANCE学校長 大場 一人1872年1904年1907年1920年1924年1925年1938年◎文部省の新学制にならい、現港区高輪承教寺に「日蓮宗宗教院」を設立。◎現品川区大崎に新校舎落成し、専門学校令による「日蓮宗大学林中等科」(5年制)を開設。◎「日蓮宗大学中等科」(5年制)に改称。◎「日蓮宗大学中等部」に改称。◎大学令による立正大学設立。「立正大学中等部」と改称。◎「立正中学」と改称し、はじめて一般子弟の教育機関として開放する。◎「立正中学校」と改称。得意分野を伸ばし、これからの時代を生き抜く人間力を養います25
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