高校3年間の進学指導
学校生活全体を学びの場として、
自ら課題を発見し、考える力を育成。
高校段階では、授業で身につけた知識に加えて、自分で考える力を養うことをテーマにしています。授業・クラブ活動・学校行事など、あらゆる機会を通じて“考える”ことを促し、学校生活全体を学びの場としています。こうして培った多彩な経験から興味の芽を増やしていくことで、自分の目標にふさわしい進路が選べるように導いていきます。
- 指導方針 ❶
- 担任を中心に、学年全体で目標の設定・道のり・必要な学力等について細やかにフォローします。
- 指導方針 ❷
- 大学進学自体を目的にするのではなく、「何を学びたいのか」を重視しています。
- 指導方針 ❸
- 「行ける大学」よりも「行きたい大学へ」をモットーにした進路指導を実践します。
特別進学クラス
上位大学への進学を目指して高度な学力を徹底養成
特進クラスでは、1年次から大学受験を意識した指導を行います。平日7時間の授業を軸に、その学年の生徒の学習状況を見ながら、2・3年次には放課後に学力アップを目的とした補習を適宜設けています。早い段階から大学入試問題に取り組むことで、既に学んだ学習内容の復習・応用と大学進学に向けた意識を高め ていきます。
グレード別選択講座
習熟度や志望大学に合わせた特別講座を多数開講
基礎学力の定着を目指すか、発展問題に挑むか。具体的な大学の受験対策から音楽などの教養科目に至るまで、生徒の希望に応えられるように講座を用意しています。通常の時間割で選べる選択授業だけでも、毎年50~60講座を開講。少人数制の講座も多く、生徒の個性や強みを伸ばす個別指導が伝統となっています。
充実した英語検定対策
「聞く・話す・読む・書く」の4技能の定着度を測るために英検の受験を奨励し、高校卒業までに2級(特進クラスは準1級)以上の取得を目指します。夏休みや年3回の受験前には「英検対策講座」を開講しており、多くの生徒が受講しています。
探究学習発表会《4年生・5年生対象》
課題設定は「誰かのために」の視点からスタート
まずはグループ探究で流れを体得していきます
自分で課題を設定し、情報を集め、考察し、他者に伝える(レポート作成・プレゼンテーション等)探究活動において、最も難しいステップが「課題設定」です。自分が気になること、関心のあること、解決したいこと…「自分」を軸に考えると進みにくいことも、「誰かの役に立つこと」に視点を変えるとスムーズにテーマが見つかるものです。
立正高校の探究学習はグループ探究から始まります。1年生は「地域の困り事を解決する」をテーマに、グループに分かれて探究学習のサイクルを実践。自分の考えを述べ、仲間の意見を聞き、協力してプレゼンテーションの準備を進めます。このような探究サイクルの過程で、友人との価値観の違いに気づいたり、自分の主張の根拠不足を指摘されたりすることで、多様な意見を認め合い、物事を多角的に見る力がついていきます。こうして探究の流れを体得した後、いよいよ2年生では自分でテーマを設定する個人探究に進みます。
文献調査・アンケート収集・インタビュー・情報分析…
それぞれの方法で考察を深め、探究成果をまとめます
2年生では1年間をかけて個人探究に臨みます。自分が興味のあること、知りたいことなど、自由にテーマを設定し、仮説を立てます。
探究の進め方は基本的に自由です。図書館やインターネット上での情報収集、生徒や保護者に対するアンケート調査、外部の有識者や企業へのインタビューなど、さまざまな方法で集めた情報を元に考察を深めます。
1年生・2年生ともに、1月末の「探究学習発表会」で、その成果をアウトプットします。1年生はクラスメートに向けて、2年生はクラスごとに代表者を選び、クラス代表は行学ホールの大きなステージで学年全体に向けてプレゼンテーションをします。そのプレゼンテーション資料も自分で作成します。