R-PROGRAM
調べる、読み取る、表現する。
社会へ巣立つとき、自分を支えてくれる〝3R〟の力。
毎朝20分間のショートホームルームと年数回のロングホームルームの時間を利用してResearch(調べる)、Read(読み取る)、Report(表現する)の3つのスキルを伸ばすR-プログラムを実施しています。
Rープログラムで最も大切にしていることは「継続性」です。年数回の細切れの体験ではなく、1年間・3年間・6年間という期間で定期的に続けて取り組むことで3つのスキルを定着させていきます。
- Research自ら進んで調べる力問題の発見・調査
- Read主張や要点を読み取る力相手の論点の
理解・考察・整理 - Report意思や結果を正確に伝える力文章等による表現
人前での発表など
プログラム例
コラムリーディング&スピーチ
学力とコミュニケーション能力の基礎となる国語力(読む・書く・聞く・話す)を身につける取り組みがコラムリーディング&スピーチです。新聞の社説やコラムなどを題材とするテーマ文を自分の言葉でまとめ、書いた文章をクラスメートの前で発表します。
1年次には、原稿用紙の使い方や、字を丁寧に書くことを意識させ、文章の読み方・まとめ方・話し方の基本を身につけていきます。学年が上がるにつれて、社会的・時事的・道徳的な内容をテーマにしたり、表やグラフを交えたデータ分析を取り入れたりします。文章化についても、高学年では自由な文章量とすることで個々の表現力を磨いていきます。グループディスカッションやディベートの機会も設け、相手の意見を聴く・自分の意見を伝える力を鍛え、思考力・表現力の向上へとつなげていきます。
下の画像は、横にスクロールしてご覧ください
- 次のような力が身につきます
-
◉素早く要点を押さえる力
短時間で文章を読む訓練が読解力を向上させます
◉集中力・思考力・表現力
自分の言葉で表現する力が身につきます
◉傾聴力(話を聴く力)
相手の話を聴く姿勢、言葉を理解する力が養われます
◉プレゼンテーション力
生徒1人あたり年間5回以上の発表の機会があります
リーディングマラソン(読書ノート)
中学生全員に『読書ノート』を配付しています。書名やページ量のほかに感想記入欄も設けており、「考えながら読む」習慣を身につける効果を期待しています。また、読書の動機づけとして、個人とクラス対抗で読書量を競う『リーディングマラソン』を開催しています。
文章に親しむことは、読解力や鑑賞力の向上につながり、身についた知識、広がる見聞は豊かな発想の源になります。中学生・高校生の時期にたくさんの本を読んでもらいたいと考えています。
キャリアデザインプログラム
6年間を通じて将来に対する意識を高め、目的を持った進路選択を促すための取り組みがキャリアデザインプログラムです。
中学段階では『社会を知る』をテーマに、「仕事・職業」の知識を深め、自分の興味・関心にあった夢を抱けるようなプログラムを用意します。職業講話(1年)、職業理解(2年)、職場体験(3年)を通じて、少しずつ目標を固めていきます。
高校段階では「大学・学部・学問」を知る機会を豊富に設け、夢や目標にふさわしい進路を教員とともに考えていきます。モチベーションを高くもって大学受験に取り組み、『行ける大学よりも行きたい大学へ』を達成できるよう、サポートします。
職業講話(1年生)
1年生を対象に、本校の卒業生が講演を行っています。1年生にとって「社会人」はまだまだ先のことですが、自らの進路を考えるきっかけとして「社会で生きること」「働くこと」について理解を深めます。社会で活躍している6〜7名の卒業生たちが、自分たちの中学・高校生時代の話や、社会・仕事の話を伝えています。
職業理解(2年生)
個人やグループでのワークを通じて、商品が手元に届くまでの人と人、企業と企業、社会全体の連携の連鎖「サプライチェーン」について学んでいきます。また、グループでまとめた考察内容を立正祭で発表しています。
2年生の後半では、学んだことのさらなるアウトプットとして、本校所在地である西馬込の地域活性化に向けた調べ学習やアイデア作成を進めていきます。グループワークを重ね、自分の考えを主張したり、自分とは異なる意見を取り入れたりしながら、1つのアイデアを創りあげます。3年次で実施される職場体験に向けた活動として職業理解を深めていきます。
マナー講習(3年生)
3年生の職場体験の直前に、その事前準備として実施しています。外部の講師の方を招いて、挨拶やお辞儀の仕方、言葉遣いなど、社会人としての立ち居振る舞いを学びます。
職場体験・体験報告会(3年生)
3年生では、それまでのキャリアデザインプログラムを一歩進め、3名程度の班に分かれて3日間のインターンシップに参加します。
職場体験は事前打ち合わせから始まり、生徒たちだけで企業を訪ねて、職場体験に必要な持ち物や集合時間、服装を確認します。協力企業の方から注意を受ける生徒もいますが、それも社会人経験の一部となっています。
1日4~5時間の経験ながら、会議に参加したり、店頭に立ったり、仕事を任せられることは、生徒たちにとって大きな刺激となります。思いもよらない作業や仕事を見つけたり、想像と現実のギャップに気づくことで、将来の目標が形づくられていきます。
職場体験後には、一人ひとりがレポートをまとめ、プレゼンテーションする『体験報告会』を実施しています。